ござ先輩による Eメールで作業内容を管理するのはやめましょう の記事が非常に共感できたのですが、一点だけハッキリ書きたかったことがあったので、書いておきます。
新規に参加したメンバーが過去の情報にアクセス出来ない
私が一番Eメール・メーリングリストによるコラボレーションに不満を持っているのはこの点です。 Eメールは各人のローカルPCに保存され、各人が管理していくことになります。 メーリングリストも、何らかのサービスを使わなければ、基本的に同様です。
そして一度送られたEメールは、どこか共通の場所に格納される、ということはありません。 情報が適切に蓄積されないわけですね。 その結果、新規に参加したメンバーが、過去の情報にアクセスできなくなります。 これは新規参加メンバーからすると、非常にツラいのです。
- どのような議論の場所があるのか
- 過去にどのような議論がなされていたか
- 社内ではどのような用語が使われているか
などの情報に、新規参加メンバーはアクセスすることが出来ないからツラい。
しかもたちが悪いことに、昔からいた人たちは、過去の情報を持っているため、 過去の情報にアクセス出来ないという問題に気付かないのです。 そのため、昔から人たちからは、新しい情報共有の仕組みについて 議論されることが滅多にありません。
かなり観測範囲の狭い個人的な経験ですが、前職・現職ともにおんなじ状況でしたね。 ござ先輩の観測範囲も多分同様なことが起きている気がしますが、 他の環境はどうでしょう。。
対応したログが残らず、どんな意思決定をしたのか見えなくなる
に含まれているとは思いますが、新規メンバーが過去の情報にアクセス出来ない件については ちゃんと書いておいたほうがいいと思ったので、蛇足的に書かせていただきました。
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