まえがき
大阪Pythonユーザの集まりの勉強会、 大阪Pythonユーザの集まり 2014/05の 企画、参加、発表してきました。
まさか開始前に、高専談義が行われるとは…(私含め3名の高専出身者が参加されていました)。
発表内容
Djangoの黒魔術
増田さん (@whosaysni) による、 Djangoを使う上での黒魔術的な工夫。 Djangoは触ったことがなかったので、黒魔術自体は参考になることはなかったものの、 内部実装を交えた話があることで、ずいぶんと興味深く聞くことができた。 スコープがスタックとして実装されており、上から順番に探索しているので、 ネストした名前の解決もうまくいくと。
オープンCAEとPython
オープンCAE勉強会@関西幹事の片山さんによる、 オープンCAEに関する実装とPythonとの関連について。 CAEとはCAE – Wikipediaによると、
コンピュータ技術を活用して製品の設計、製造や工程設計の事前検討の支援を行うこと、またはそれを行うツールである
とのこと。 今回は、数値解析・シミュレーションなどで使われる計算を行うソフトウェアの オープンソース実装と、Pythonがどのように関係しているかをご紹介いただいた。 今回ご紹介いただいたオープンソース実装には何かしらPythonのインターフェースがあり、 最終的には、これらの実装をPythonでつなぐことを検討中とのことです。
Python 3世代が考える(?) Python 2/3コード共存戦略
私の発表です。知らぬ間にPython 2.7を使っており、int / int でfloatが返ってきてハマった話から、 Python 2でも3でもコードをメンテナンスしなければならない場合の、 取りうる戦略とメリット・デメリットについて発表しました。
LT
GAEでスパイクを捌く
会津さん (@Ido) による、瞬間的な大量リクエスト(スパイク)を App Engineでどのように捌くかについて。 あるインスタンスが1秒間に捌けるリクエスト数から、予想される最大リクエスト数に対する インスタンスを事前に起動しておくことで対処する。 4桁台のインスタンスを起動する的な話も…これはApp Engineならではと言った感じですね。
とあるプロジェクトでのPython導入事例
http://www.hexacosa.net/documents/osakapy-20140529-lt
服部さん (@hhatto) による、 ソーシャルゲーム開発・運用周りで作ったツールの紹介。 あちこちで使われており、自分もまだまだ業務改善する余地がありそうだなぁと反省…。
懇親会
実は当日までお店すら決めていなかったのです。 今回は参加人数も多くないし、大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、 蓋を開けると勉強会参加者は20名、懇親会参加者も11名に。
当日のお昼に急いで店を探して予約して、飲み放題プランで料金3500円ポッキリ、 当日の参加もOKよ!というかたちにしました。
また、前回は自分の終電の都合もあって23時解散にしたのですが、 もう少しゆっくりしたい方々もいらっしゃるかもしれないと思い、 実際の会計は増田さんにお願いしました。増田さん、ありがとうございます。
懇親会では、Javaのコミュニティの大移動の話や、フリーランスとしての活動の話など、 Python以外にも色々ためになる話を聞くことが出来ました。 そしてまた今回もErlangいいよ、という話が聞こえてきたので、 そろそろErlangを真面目に触ってみたほうがよいのかも…(いやいやそんな時間ないわ…)。
次回
まだ未定ですが、多分勉強会は8月開催だと思います。 また、数時間程度のハッカソンは別途検討したいと考えています。 土日の合宿もやってみたいですが、まずは平日のハッカソンかなぁ…。